グラウンドの底に秘められた歴史

先日、池袋のジュンク堂書店で開催されたトークイベント「終わりなき野球場巡りの旅」。当事者が言うのもなんですが、定員ばかりか内容も満員御礼の面白さでした。

全国900あまりの野球場を回っている斉藤振一郎さんの口から漏れることばは、いちいちが興味深く説得力のあるものでしたし。

斉藤さんご推薦の野球場を事前にピクアップしていただいていたので、どの球場もなんともユニークで個性的なものばかりでしたが、中でもいくつか記憶に残ったものがありました。

その一つが沖縄の読谷平和の森野球場。

外観が沖縄独特のレンガで覆われたビジュアルも印象的でしたが、ここはなんと米軍の飛行場だった土地を取り返して野球場にしたところだったのですね。

その詳しい経緯は、また機会があれば調べてみたく思いますが、戦争のための基地が平和なスポーツである野球のための器になったというストーリー。そんな背景を持っている野球場って、まず他にはないでしょう。

斉藤さんによれば、全国には千以上の野球場があるそうです。

もちろんその一つ一つに大なり小なり物語があるわけで、そんなことに思いを馳せながらあらためて野球場を見て回りたくなりました。

校長代理 堀

 

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